下咽頭がんの初期症状=のどの違和感、耳奥の痛み

下咽頭がんの初期症状

下咽頭がん初期の自覚症状は、のどの異物感からはじまります。下咽頭はのどの通り道なため、腫瘍ができると何かを飲み込んだときにひっか かるかんじがします。また、耳の奥に鋭い痛みをかんじるようにもなります。これは、下咽頭と耳をつなぐ神経の経路があるためです。この耳の奥の痛みは腫瘍 が大きくなってから発生することもあります。

進行した下咽頭がんの症状

下咽頭がんは進行すると、のどの異物感が痛みにかわり、物を飲み込みにくくなります。また、がんが周囲に広がると声帯を動かす神経を麻痺させるため、声がかすれてきます。さらに進行すると空気の通り道が狭くなってゼイゼイと息苦しくなります。

転移したときの症状

頸部に転移すると首にしこりが現れます。下咽頭がんは頸部のリンパ節に転移しやすく、半数以上の方が、がんが発見されたときにはすでに頸 部リンパ節転移を起こしているといわれています。顎の骨の下から鎖骨までの間複数個腫れることも珍しくはありません。はじめは痛みなどもなく、急激に腫れ ることもあります。

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